銀行で残高証明を確認する方法は?
銀行に当座預金口座や普通預金口座を開設していると、残高証明を確認することができます。
基本的な手続きとしては、残高証明書を都度発行してもらう方法と定期発行してもらう方法の2種類。
都度発行とは、依頼をしたその1回だけ残高証明書を発行してもらえるサービスで、キャッシュカードや通帳、銀行への届印を持って窓口で手続きが可能です。
残高証明書1通ずつに対して手数料がかかります。
この場合、窓口をしてすぐに発行してもらえるわけではなく、郵送か店頭での受け取りを選択します。
おおよそ1週間から10日間程度で発行されます。
企業などで定期的に残高証明を行う必要がある場合には、定期発行を選びます。
通帳やキャッシュカード、銀行への届印に加えて、本人確認書類が必要となる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
残高証明書を発行してもらうタイミングには、年1回、毎月、年2回~4回など選ぶことができますので、必要なサイクルを指定してください。
受け取りについては、窓口や店頭のどちらでも可能です。
割引手形と残高証明書の関係
企業の経理部門では、決算の時期が近づくと大忙しになります。
というのも、その企業がどのような財務状態にあるのか、経営成績はどの程度なのかなどについてのたくさんの指標を集めなければならないからです。
特に、商業手形や小切手を取り扱っているようなケースにおいては、実際の現金の動きと異なる点が少なくないため、慎重に計算をしていかなければなりません。
基本的な手順としては、手形を振り出した分については支払い手形帳、手形を受け取った分については受け取り手形帳にそれぞれ記載されている額面と、帳簿に記載された残高が同じかをチェック。
ただし、手形を割り引いている場合には手元に手形がありません。
そのため、銀行に依頼をして残高証明書を発行してもうことが必要です。
発行された残高証明書をチェックし、決算書にその旨記載するのをお忘れなく。
この手続きを怠ると貸し倒れ引当金として設定できなくなります。